映画 トラペジウム を観た。

絶対味噌汁捨てるシーンが撮られててアイドルになった時にSNSに上がって炎上する下りが来ると思ったのに来なかった…

東さんが海外に行く前は亀井さんに普通に接していたのに、海外から帰ってきたら亀井さんをあれ男好きだよと初見で言うようになっていたのは海外で何があったんだという気持ちになった。東さんの親は割と普通な感じだし、あそこまでアイドルに狂信的になるバックボーンが強く描かれていなくてあんまりよく分からない。海外に行く前と行った後で明らかに人間的な部分が削られてアイドルへの狂信が足されている。

この年代の思い出としてのアイドル活動という観点では東さんが友人を利用して夢を叶えようとしたこと、友人がそれを知っていて乗っかっていたこと、それらは人生に対して良い方向に寄与している。だから東さんの性格は悪くても行動は良かったんじゃないかなと思う。そもそも多かれ少なかれ人生にすれ違いも失敗もつきものだろう。

東さんはプロデュース能力が高いからプロデューサー側に回った方がいいと思う。

華鳥さんに自我が芽生えたのが良かった。テニスもなんとなくやってそうな感じだったり、アイドル活動中も流れに身を任せている描写があったりしたけど、東さんの作った流れに対して違和感を覚えてから成長している感じがする。

くるみさんはなんか元々完成されている感じがする… 本当に16歳ですか?

あと工藤さんのレンズがPlanar 50/1.4で笑った。ちゃんといいレンズ持ってるなあ!星空専門なだけあるわ。

後日談を描くところはなんかかぐや様は告らせたいみたいな感じの読者を安心させる材料となっていて良かった。こういうの好き。

あと地味に伊丹おじいちゃんが6ヶ国語を話せる設定が公式サイトに書かれてて笑う。