ふつうの軽音部に心を動かされている。

69話を読んだ。マジでクライマックスだった。
鷹見項希と鷹見兄が別れる時の、項希が兄に才能はないと言うシーンが良かった。鷹見兄はずっとそんな風に思っとったんかと悲しい表情になるけど、項希が周りの人もそう言っとったからという後にしょうがないなあみたいな顔になるのが良かった。
弟がライブに何度も足を運んでくれていて、自分の影響でギターを始めていたところや、ギターを弾いている弟を見て嬉しそうにしてた様子から、きっと弟が自分の音楽を、音楽をやる自分をかっこいいと思ってくれていたのは痛いほど知っていて、でも周りの意見に流されてしまう弟の性格もよく分かっていて、しょうがないなあと思ったのだろう。
周りの人に色々言われてきた弟のことを、自分のせいで振り回してしまったであろう弟に対して、「今まで気遣わせてすまんかった」と申し訳ない気持ちを言って、最後に自分とは違う普通の幸せを手に入れてくれと祈りの言葉をかける。

本当に良かった…

普通だから劇的な展開もないし、頑張っているけど報われない。でもそういった壁にぶつかることでその人の音楽が輝く。別に高みに上り詰められるわけじゃない。それでも人の心に届く。

やっぱふつうの軽音部って最高だなあ〜〜〜!!!!!