何度も繰り返し聞いた音楽が支えになる
この 2 日はずっとこの曲を聴いています。
Spotify でずっと繰り返し聴いて、ときどき Youtube の MV を眺めて涙が流れそうになる感情を得て、作業をして、と繰り返していたら土日ももうおしまいですね。
僕はすごく好きになった曲は本当に何十時間も通して聞いてしまうという癖があります。中学生のときは HY - AM11:00 を何度も聴いてドライブを妄想していたし、高校生のときは Pentatonix - Daft Punk をずっと聴いて、Avi のような機械的なベースになりたいと思っていました。
映画やアニメもそうで、サマーウォーズはひどいときには月 5 回コンスタントに見る生活を送っていたし、去年は 3 日に一度リゼロのレム回を見ていました。何度も見てセリフを一部覚えてしまった作品がいくつかあります。そのとき、その状況で自分に深く刺さって抜けないコンテンツというものがあります。Masterpiece はたくさんあってアクセスするのも簡単な世の中ですが、それを自分にとって本当に深く大切なものにできるかどうかはまさに運としか言いようがない。
最初いきなりこれだ!と思うような出会いもあれば、最初はなんとなく聞き流して、何年かたってふとラジオから流れる懐かしい音楽に感動することもあります。第一印象だけではないのです。数年前に何度も聴いていたジャンルが、数年後に自分にとって大事になることもあるのです。
僕は 2018 年の終わりくらいに Mirror という曲で HoneyComeBear を知りました。当時、YUC’e や Yunomi といった有名どころをたくさん聴いていたときに Youtube で流れてきたのが最初だったと思います。それから公式のチャンネルに張り付いて 2019 年の IDOL, Calling, Colorful, リメンバーとずっと公開された少なくとも次の日には聴いているくらい大好きなアーティストになりました。特に IDOL はやばくて、切なくて考察できる歌詞、それと裏腹にポップなリズム、でもやっぱり切ない歌声。印象に残る Drop。もう完璧としか言いようがない。初めて聴いた時衝撃と切なさで涙が出て、今でも真面目に聞くとうるうるきます。
HoneyComeBear がシングルを 5,6,7 月の三ヶ月に渡り連続リリースすると知ったときには本当に生きていてよかったと心の底から思いました。5 月の Terrarium は衝撃的で、これは新しい HCB (HoneyComeBear)が来たぞとぞくぞくしました。アーティストは時が経つにつれ作風も少しづつ変わっていくものですが、それがファンに受け入れられるかはまた別の話で、インディーズのときの方がよかった、メジャーデビューしてからは…みたいなのはよくある話です。そこで大切なのは芯のようなものだと思っています。僕はここで、HCB style というような、初期からずっと貫くこの感じを残しつつ新しいステージにギアを上げている、このアーティストが、HoneyComeBear が、本当に最高だと思っています。
それで忘れ風ですよ!!!
なにこれ!!!すごすぎ!!!
もう 2 日間忘れ風を聴き続けて完全におかしくなってそうなんですが、本当に僕はこの曲が大好きです。
というか MV もすごすぎで、jyari さんの絵がとても強い。まるで映画を一本見終えたかのような感動と切なさをまるごとぶち込まれて心が持たない。
大丈夫というキーワード、強烈な Drop、新しさを感じさせながらこれは完全に HoneyComeBear で、もう本当にだいすきでだいすきでどうしようもなくループで聴き続けてしまう。
僕にとって、HCB は新しい景色を見せてくれて人生を彩ってくれる大切なアーティストという確信を新たにしました。ありがとう、ありがとう…
何度も聴いた曲は、そのとき熱狂的になることが、その瞬間のつらさや単調なつまらない毎日全部をふっとばしてくれます。こんなに人生に彩りがあるんだ、音楽は世の中にたくさんあるけど、まだ見ぬ出会いがこれから先もきっとあるんだ。そういう確信を持たせてくれます。それはきっとそれから先の人生を静かにずっと支えてくれる大切な時間になると思っていて、僕は何度も何度もこの曲を聴いて、泣きそうになりながら、祈りのような願いのような気持ちを持って日々を生きていける力をもらうのです。