23卒エンジニア志望Slack主催LT vol.2 運営の振り返り
概要
はじめまして。私は、"23 卒エンジニア志望 Slack"という、主に Web 系のソフトウェアエンジニア志望の方々が集まる Slack で、運営役として何もしないを担当しております。今回春に行われた第一回に続き 第二回の LT を行ったので、忘れないうちに振り返っておこうと思います。
工夫
今回運営としては、「LT 登壇者が一番得をする」ことを念頭に置いて以下の工夫がなされました。
工夫 1: タイトル締め切りを 1 週間前に置く
LT の前日徹夜で資料作りの準備をした経験はありませんか?あれやめたいですよね。運営としてできる工夫としては、前倒しの締め切りもどきを設けることでした。具体的には一週間前にリハーサルを discord で行い、かつ登壇者には connpass に載せるのでタイトルと希望順番を教えてください、とアナウンスしました。リハーサルでスライド 0 枚の方は多く、結局前日に仕上げた方も多かったのですが、一週間前に方針を確定させてしまうという、締め切りを強制的に設ける手法はある程度効果があったと思います。
工夫 2: リハーサルを行う
discord に慣れていない方もいると踏んでリハーサルを行いました。運営側のテストにもなるし、実際これで discord 慣れしていない方をサポートできたので効果があったと思います。
工夫 3: フィードバックを LT 登壇者に渡す
終わった後の懇親会で話題に上ったのですが、登壇者が得られるフィードバックは 2 種類ほどあります。ひとつは Twitter でハッシュタグをサーチすること、もう一つは Youtube Live コメントや Slido などでコメントをもらう方法です。私は今回、匿名でクローズドな形のメッセージなら長文でフィードバックが来るのでは、という仮説を立てて、Google Form で LT ごとに感想を送れるようにして LT 中はくどいくらいに宣伝を行いました。
はじめは反応が微妙で失敗感あったのですが、少しずつ感想が増えて最終的に合計 42 通のメッセージを頂きました。仮説も検証できたので満足しています。どのような形でフィードバックを得るかはそのコミュニティの空気感に依存しています。それを踏まえて、運営として LT 登壇者が一番得をするということを念頭に置いていたので、感想を得て伝えることを大事にしていました。反応がもらえて嬉しいという方もいたので、これも工夫がうまく行ったのではないかと思います。
工夫 4: 宣伝を行う
Twitter で宣伝を頑張りました。宣伝は苦手なので助かったという登壇者もいて、宣伝頑張った甲斐があるなあと思いました。本来こういう運営要素はソフトウェアエンジニアを目指すにあたって一ミリも評価されない非本質なのですが、そういった非本質を巻き取れたことはよかったんじゃないかなと。
反省や改善案
反省 1: 配信トラブル
開幕直後に OBS で Desktop 側の音声を二重に入力していたため、ハウリングするような形で音が二重になる現象が発生しました。複数人が discord でメンション付きで指摘してくれたのですぐに気づけました。しかし当時は原因も対応策も分からず、ガチャガチャしたら改善したので生きた心地がしませんでした…
リハーサル含め個人的に 3,4 回 Youtube Live で素振りしてから臨んだのにこれだったので少し凹んでいます。
さらに、配信途中、後半に Youtube 側からサーバ接続を切られて音声と画像が飛ぶ現象が何回か起きました。(task さんのところで長めに配信トラブルを起こしてしまい、marina さんのところでも何度か接続を切られてしまいました) Youtube はあまり活発でないアカウントが突然活発になるとリソースを絞ってくるとかあるのかな、と思いますが原因が特定できていないのでここは分かりません。
反省 2: レビュー
今回 23 卒、エンジニアというかなり幅広いスコープに対しての LT だったため、登壇者はどこに焦点を絞ればいいか難しかったという声が多かったです。内輪でレビューするプロセスを入れておくべきだったかなと思います。しかし、このような丁寧さの果てにはカンファレンス級の LT になってしまうのでカジュアルさとのバランスは考えておくべきかなと思います。15 分がどのくらいの分量が分からず省略してしまった方も多かったので、事前のレビューとそこからの改善を行う時間の確保に向けて、どう負担を意識させず誘導していくかというところが大切だと感じました。
反省 3: 休憩を入れる
今回、最初の配信トラブルもあって休憩はなしでノンストップで行いました。休憩があった方がよかったのでは?という声もある一方で、オンライン会では休みがあると途中で離脱する可能性が高いと思うので、休憩中も何か面白いものを流しておくといいのかもしれません。5 分で動画 LT を募集してそれを 2 回繰り返し流すという案が懇親会で出て、なるほどと思いました。
次回案
LT する人は一部なので次も同じ形式にすると登壇者の不足が起こりそうです。次は思い切って電撃 3 分 LT みたいな感じで別のことをやってみたいですね。あと、23 卒 Slack はそのうち閉じる予定なので、終わりはきれいに記念 LT をしてさよならを行いたいと思っています。