26歳になる前夜祭
旅は良いもので、毎日ディスプレイを前にカタカタとキーボードを叩いているとじりじり失われていく僕の中の大切な何かを一気に満たしてくれるような効果を持っています。頑張る日々が僕を形作っているので、努力したりぼんやりと過ごす毎日も大切ですが、時折ふと会ってみたい人に会ったり、大事な友人に会ったりすることが僕にとってどれほど大きな意味を持つのか、そのことを旅をして思い出します。
旅の話をします。
旅行
7/9は前日の豪雨で電車が動くか心配だったので少し早めに動こうと思って5時に起きて5時30分に出発しました。無事に電車は動き、広島駅で少しウトウトしてから新幹線に乗り、大阪へ。
いかなごさんと大阪駅で待ち合わせてれおまるさんのチーズケーキを食べに行きました。同時刻に大阪駅にUSJに向かうtakemioさんが存在していたようで、その辺をキョロキョロしてみましたがもちろん会ったことがないので分かりませんでした。
れおまるさんのチーズケーキはとても美味しかったです。もったりというよりあっさりしていて食べやすく、かつこだわっている味がしました。あまり語彙がなく表現できないのですが、いかなごさんも僕も「これは美味しい。美味しい」とうなずきながら食べていました。
いかなごさんはネットミームが瞬時に伝わるので最高のオタク友人で良かったですね、一緒にいると僕は面白くて笑っていることが多いです。
いかなごさんと羽付小籠包を昼ごはんに食べてから別れて京都へ向かいました。京都は大雨でしたが待ち合わせていた方がタクシーを呼んでくれて助かりました。ここでCAMPHOR-情報なんですが、CAMPHOR-は割と奥まっていてタクシーで乗り付けられる場所にはないです。通りから歩いていく必要があります。でかい看板もなく表札が小さく存在しているのでGoogle Mapを頼りに行きましょう。
CAMPHOR-はれおまるさんのチーズケーキ後に流れてきた人が多く活気溢れる様子でした。僕はCAMPHOR-で休息タイム!という気持ちだったので聴く側に回ることが多かったのですが、雰囲気とか聞いているお話が面白いこととかもあってこれから頑張るぞ〜!という気持ちになりました。やはり強くなりたいです。
その後、あくた川というラーメン屋さんに行きました。ここはCAMPHOR-の人がよく行って写真を上げているところで、もっと隠れ家的場所かと思いきや思い切り京大の通りに面していて面白かったです。
その日は新大阪に戻ってホテルに泊まりました。
7/10は高校時代からお世話になっている友人と三宮を歩きました。その方は社会人なので、社会人だから!と色々奢ってもらって本当に感謝というか頭が上がらないですね。僕にとってはいつ会っても素敵で、いつまでも憧れの先輩です。
こうして2日間の日程を終えて、無事に広島に帰ってきました。
前夜祭
この旅行は僕にとっては誕生日の前夜祭のようなものでした。せっかくこうして無事に生きているのだから、会いたい人には会えるうちにしっかり会っておきたいし、一度会ったことのある人にも大切に思うならば何度でも会っていいはずです。誕生日とは関係ないけれど、僕にとっては楽しい旅行をして楽しい時間を過ごせたことが、前夜祭のようで代えられない幸せであると感じます。
2日目に会った友人は僕が一番苦しい時にちょうどいいタイミングで会うことが2回ほどあり、それで随分と勇気をもらったのを覚えています。僕が本当に闇のような人生を送っていて元気がなく、このまま消えてなくなってしまおうと考えていた時にちょっとした旅行に連れて行ってもらって楽しい時間を過ごして帰りにお守りを買ってもらって、帰りの新幹線の中で絶対に僕は生きていくぞと決めたことを思い出します。
今回の旅でも何度か「焦らなくていいから大丈夫」というような言葉をもらっていて、多分その友人にとってはなんとはない言葉なのだろうけど、僕にとってそれがどれほど勇気づけられる言葉になるか、誇張なしに僕はこの言葉からもらう気力で向こう何年も生きていけると思うのです。
僕はその友人が幸せになることを願っていて、今回の旅で神社でお参りした時もそう願いました。僕は本当に些細なことに支えられていてここまで生きてこれて26歳を迎えることができるし、本当にそれまで支えてもらった人のために祈りや願いを使い切れるなら使い切りたい、と切に思います。それと同時に、僕もその友人とは別に幸せになりたいと思います。人生を歩いていける力をしっかりもらったので、僕もしっかり歩いていこうと思います。
僕は素敵な前夜祭を過ごして、無事に26歳を迎えられそうです。そのことを、今はただただ嬉しく思います。