忘れるために現時点での悩みを書き出す

僕は以下のような悩みに関して、特にアドバイスを一方的にされたいわけではないけれど、お互いの意見を違うと知りながら認め合うコミュニケーションが取りたくなることがある。一人で悩むことは、結構変な最適化がかかって時々袋小路に入ってしまうから。

人生を進めるには遅い時期にもう片足を突っ込んでいる

僕が4年ほど遠回りをしてきたことと、今までの人生的な経験値を考えると、もう明らかに人生を進めるにしては一般に遅い部類だなという自覚がある。
「人生はいつだって始められる、今が一番若いんだから」という言葉は僕も好きだけれど、現代の、自分の市場価値が測られる人生市場においては客観的に自分の立ち位置を把握して自覚しておくことも大事だと思う。

この前、同期と「恋愛の解像度を上げる会」というのをやって、やっぱり僕には人生の経験値が足りなすぎるということを自覚した。今まで行動しない理由は結構真っ当で、僕のバックグラウンドに関連することが多かった。でも今は無事に大学を卒業できて、就職できて、きちんと社会人1ヶ月目を終えることができた。他の人の話を聞いていると、もうちょい重くなりすぎずに行動を先行させることって大事かもしれない… という気持ちになっている。

とりあえず行動して一回撃沈することで、身だしなみを整えようとかおしゃれしようという、一般的なプロトコルに沿った行動規範を身につける意識を持つこと。そして、大抵の人は重く考えてなくて、責任感もそんなになくて、まずは気軽なところからはじめていっているということ。この2点がかなり刺さった。
だってこの2点が真なら行動してない僕は単に行動してないだけじゃん。

あんまり考えず、気楽にアプリでもやってみようかなと思ったのでした。以前も考えたことがある、「思考と行動は交互に行うことで正確な思考ができる。行動して環境が変化することで思考の基盤は入れ替わる」ということは理解していたけれど、単に惰性で取り組めないだけだったので、やるかという気持ちになった。

この辺は考えていたことを用いてショートカットできたので、ブログを書いているうちに整理されて悩み事がなくなった。もしまた悩むことがあれば、これを見て行動すれば良い結論になっていることを思い出せば良い。

実力の伸びが鈍化してきた。手頃に成長できるコスパの良い課題はあらかた解いてしまったみたい

一つ目のトピックと異なって、プログラミングとか、ぱそこん周りの実力の伸びの話。

これは前から感じていることで、僕は2018年の実力の伸びが一番よかった。ぱそこんに限らなければ、中学3年生の夏に数IAから数IIICまでを終わらせた時が一番実力の伸びがよかったということを知っている。
それに比べれば今の僕は実力の伸びがあまりにも鈍い。

人との会話で、「10年やっている人はすごい」「4年かそこらで成長速度がすごい人はすごい」という話が上がる。僕はぱそこん的な能力に関しては年の功が少なからずあると思っている。なぜなら技術というのは抽象化すれば繰り返されているものだからだ。

でも僕がもっと大事だと思っていることがある。「現在の成長速度の加速度がどれくらいか」である。
状況によってその人がプラトーに入っていることもあるし、表に見えない研鑽がいつか爆発的に表層に現れることもあるので一概には言えないけど、昔すごいからとか、重ねた年月とか、そういうのは僕は実際あまり気にしていない。
僕が以前いたサークルで、「半年あれば今憧れている人の実力を抜くことは可能だから、今実力がないことを気にする必要は全くなくて、あなたが興味を持っていることを聞かせてほしい」ということを主張していたのも、ここが起点になっている。

そう宣言するからには、僕は常に最速でありたい。

でも手元にあるやってみたいこと・やったほうがいいことのうちコスパがよくすぐに取り組めるものはあらかた取り組んでしまった。僕にとって重たいタスクが残っている。まだ読んでない本はTaPLとかドラゴンブックだし、TCP/IPプロトコルスタック自作とか、CPU実験一人余興がやり残したこととして存在している。

なんか暇だなと思ってコード書くか、となった時、僕はその時の気分で楽しいことをしていていいのだろうか?

1つ目の人生に関する話もそうだけど、大体メタな視点で自分の行動パターンが読めるようになってきた。興味はコロコロ移り変わるし、成果になるまでかじりつくことができない。気合いは足りなくて、億劫なことは始められない。そういう状態で楽しいことを追い求めても、局所最適になることはあっても全体最適ではない気がする。

簡単でコスパの良い成長手段は取れなくなっていることが分かっている。具体的にスキルセットを振る必要があるので、その場その場の場当たり的な興味でコードを書き散らかして形にならないというのもやめたい。一時の過集中で得られるしょぼい成果以上のものを得て、自分には実力があるって思いたい。

本当は今ここではない、今の僕には手の届かない場所に行きたい。そこへ行くためのステップも、どれくらいの気合いが必要なのかも分かっていて、その上で気合いが足りなかったり、興味が長続きしないことで困っている。僕は自由な時間になんとなくコードを書いたりぱそこんの勉強がしたくなった時に、どうするのが良いのだろう。

実力を伸ばすヒント

これに対する回答として同期と会話していてヒントを得たのは、「一つのメインでかプロジェクトをやる過程でサブのプロジェクトが生えて、それを倒す」というもの。例えばSlack代替を作って仲間内で運用したい!と思った時、別のお絵描きサービスを作ればIdPが必要になるかもしれないし、チャットツールを作る過程できっと欲しいライブラリを自作することもあるだろう。そういう進め方が今の僕にとって回答に近そうだと思っている。

環境の変化に対しての焦り

環境が変化して結構自由な時間がないので、上記2つの人生と実力に関してジリ貧になっているのを感じる。こればかりは上の2つの課題にアプローチして解決していかないとどうにもできない。だって時間がある学生の時でもアプローチしてなかったのだから。本質は時間じゃない。

最後に

最強になって人生が進めば現時点の悩みが解決することが分かりました!
意外と書き出してみると悩みって大したことなくて、(どうにもできないことは表に書けないから)ここに書いてあるものは行動すれば環境が変わってステージが変わっていくものだと思った。

だから動こう。悩んでいるのも大事だけど、行動することで悩みの形は変えられる。