人生を人より4周遅れで生きているので、もう27歳になりました。遅れがなければきっと今の僕は23歳だろうと思います。真っ直ぐ23歳になるよりも今の僕は苦しいことも多いけれども、なんだか楽しくやれている気がします。

すき焼きの話をします。

銀座のすき焼き

銀座の鉄板焼きのお店で友人の塚本とすき焼きを食べました。個室ではないがちょうどよく隣と壁がある感じの半個室で会話してたので、笑いながら気兼ねなくカスみたいな会話をしていました。あの人が結婚するの非自明だよなという話、昔話、最近の話、友人のikanagoさんの話、飯を食ったらすぐ寝てしまう話、何かひとつ欲しいよなやっぱ、みたいな話をしていた気がします。

個人的には口を開けば同期がこんなこと言っていて、とか退勤すると疲れて寝てしまう、みたいな話をしていて帰った後にやっぱり俺は社会に染まってしまったんだなと思いました。

銀座のすき焼きはバチバチに高くてウケたのですが、大切な友人とそう一生に何度も会えるわけではないのですからここがお金の使い所です。人生は一度切り、こういうチャンスは逃さずに全額賭けていきます。社会人になってよかった。すき焼きもとんぺい焼きも美味しかったし、お好み焼きもなんかマヨネーズが銀座みたいなかけ方で面白かった。

飯・早寝・気合

僕の2023年の標語は「飯・早寝・気合」です。だいぶここ一週間は飯をうまくやれています。毎晩友人と飯を食っていて、本当に最高です。早寝はちょっとホテルの洗濯機が空いてないことが多くて難しくて、気合は十分ですがそろそろ疲れが見えてきたかもしれません。

昼間同期と飯を食うのも含めもう一生分に近いくらい人間と会話をして飯を食っている気がします。
その中で、人と会うと体力は消費されて気力は充填される、ということをとても感じます。

人と会わない一人の時間、人と会う時間、きっと僕にはどちらも大切だけど人と会わなければますます人と会わないという性質を考えると、時々エイヤッと人と会って様々な感情を持つのは大事なんだなと感じます。例えば、ここ2週間近くは出社しているので夜になると人恋しくなります。特に意味もなく昔好きだった人のことを思い出します。恋愛とかいうやつマジで経験なくて疎いのだけどなんだか好きな人がいたりしたらもっといいんだろうなと思ってしまったりします。

これはきっと環境により思考が変化する一例で、別に僕が世俗的なわけでもなく、僕が鍛錬が足りないわけでもなく、ただ純粋に環境からの出力を受け取って内部状態が変化しているだけなのだろうと思います。でもなんだかそういうふわふわとした気持ちが僕の中にもまだ残っているんだな、ということには驚きます。きっと余裕が出てきたのでしょう。

人生はまだまだこれからで、先が長くて、苦しいことも楽しいこともたくさんある。それら喜怒哀楽を飲んだ先にある景色を僕は早く見てみたいし、きっと僕にはまだまだ見たことのない場所があるのだろうという希望と絶望を確認して、やっぱり生きててよかったなあと思うのです。

こうして僕の誕生日はおしまい。また次の一年も精一杯に楽しくやっていきます。