すみません、年の瀬なのですが良かったのでASMRの話をさせてください
社会人になっちゃったので学生の時ほど自分の趣味の発信をオープンにできなくなりました。特にアニメとかダンスミュージックとか、オタクな感じがする趣味はオープンにしづらい。ましてやASMRは人によってはラインを超えているので、自分がよくても受け取り手の解釈を想像すると迂闊に発信できません。
ただ、人には言えない趣味の1つや2つある方が健全だと思います。それに、お世話になったコンテンツに感謝の言葉を伝えないのは社会人である前に人間としてFAKEです。というわけで、浅見ゆいさんのビジュアルボイスブックが良かったという話をします。
浅見ゆいさんとは
浅見ゆいさんは Butterfly Dream という個人サークルで活躍されている方です。主に男性向け・全年齢のASMRで活動されていて、YoutubeやDLsiteで作品を聴くことができます。
もしあなたが日々辛いこと、しんどいことがあって人生が擦り切れている感覚があったり、全てのことに対してやる気が起きなくてぼんやりしているのであれば、一度聴いてみると良いでしょう。あと声質として、優しい・落ち着く・透明な感じが好きな人も聴いてみると良いと思います。
なお公式にも書かれているが、浅見ゆいさんって声が清楚だしそういう方なんだ!と思ったら違うらしいので注意。個人的にはこの辺りの作品と本人を繋げる感覚はよく分かってない(作品として楽しんでいて、その人は別個に切り離したクリエイターとして見て尊敬している)
そもそもASMRとは
ASMRと聞くとバキューンなやつでしょ!破廉恥な!みたいな感じのアレもあるのですが、ASMRには多様な側面があります。VTuberがバキューンなことをしているやつもASMRだし、サイダーのシュワシュワする音を流すやつもASMRだし、イージーリスニングと区別がつかないやつもASMRだし、ホワイトノイズが好きな人もいます。
多様なASMRの側面のうち、僕が好きなのは「声質」と「音の心地よさ」です。ストーリーとか、配信者の人柄とかはあんまり頭に入ってきません。声が好きだな〜とか音が気持ちいいな〜とか、そこで僕にとっての良し悪しを判断しています。ここら辺は人それぞれのジャッジがありそう。
お布施のつもりで買ったが、良かった
僕は元々、昔大学に行けなくなって引きこもっていた時期がありました。あー講義に今日も行けなかった…と思いながら一人暮らしで座椅子にもたれかかって雨が降る外を眺めていると物悲しい感じになってきます。
Youtubeもなんか飽きちゃったな〜、目も疲れたし…と思っている時にASMRというジャンルを知りました。
その時に初めて聴いたのがこれです。
【耳かき・催眠音声】同棲彼女との耳かき生活 ロングver - YouTube
彼岸花と無口少女。さんから出ている同棲彼女との耳かき生活という作品です。耳かき生活ってなんだよという話はありますが、当時の僕は心が弱っていたのでこれを聴いて布団にくるまってワンワン泣いて寝ました。すごい安心したのを覚えています。登場する女の子が包み込んでくる優しさ!ちょっとズレている可愛さ!そして視聴版のはずなのにロング版という訳の分からない贅沢さ!当時この動画に出会わなかったら…みたいな気持ちになるくらい支えられた作品です。
という背景があるので時は経ち、無事に社会人になって浅見ゆいさんのビジュアルボイスブック発売の知らせを見て「ハッ!これはお布施せねば!」と思って買っていました。
内容の詳細は触れないのですが、クリエイターとしての浅見ゆいさんの一面が垣間見えてとっても面白かったです!いつも食べている美味しい野菜を育てている農家さんはこんなこと考えています、みたいな感覚で読みました。他の長年ASMRに向き合っているクリエイターの方々もそうですが、やっぱり音へのこだわり、声へのこだわり、作品へのこだわりが垣間見えて尊敬します。僕は全然違う仕事してるけどこれくらい仕事に真摯に向き合いたい。
最後に
どうしてもASMRいいぞという話がしたかったので書きました。
また別の機会にASMRの話書きたいですね。